本当にあった恐〜い話


初級編

カートップは慎重に

その1:匿名希望Kさんから聞いた話
 
某年某月某日 カヌーイベントの手伝いを終た私は、トラックにカヤックを10艇ほど積んで東名高速を走っていた。  トラックにはカヌー積載用の特別な装備はなく、荷台に積み重ねてロープを掛けてあったが、由比町付近を走行中にそのうちの1艇が後ろに滑り落ちた。  幸い後続車がなかったので、すぐに車を止め自力で回収、事無きを得たが、まかり間違えば大事故になっていたと思うと生きた心地がしなかった。

 カヤックに複数まとめてロープを掛けると、振動や風圧でずれたり変形し易く、一旦ロープが緩むと、荷崩れしてロープがまったく利かない状態になる。  それ以後私は、万一ロープが緩んでもカヌーが落ちないように、固定用とは別のロープをすべてのカヌーのグラブループに通している。
 そう言えば、ずいぶん古い話だが、某輸入元のスタッフが中央高速でカヤックをすっ飛ばしたと聞いたことがある。この時も後続車がなく無事だったらしい。

 

その2:Yさん、Sさん、Oさんから聞いた話
 
某年某月某日(もう時効だろう)金曜の夜、YのレガシーワゴンにOとSが乗り、長良川に向けて出発した。  このとき、YとSのパドルは、ルーフキャリアの運転席側の端のスキー用ホルダーに2本まとめて固定した。
(上向きコの字のホルダーにスキー1セットをゴムバンドで止めるやつだ)

 東名高速に乗った。かなり混んでいる。追い越し車線を100k+αで流れに乗ってしばらく走ると、どこかで「ガタッ」と音がした。
 一同顔を見合わす。
 後ろの荷物が動いたのかとも思ったが、音質が何か遠いところの音のようで、すぐ後ろの荷物にしては不自然だった。  しばらくすると、再度「ガタッ」、今度は少し音が大きい。3人の胸にいやな予感が走る。
 運転席の後ろに座っていたSが窓を開け、ルーフに手を伸ばすと、、、 あるはずのパドルが2本ともない。  道路はかなり混んでいるが、後続車は何事もなく走行している。  とりあえず事故にはならなかったようだ(と無理矢理思い込む)。
 何事もないことを祈りつつ、次のインターで降り、上り車線を引き返した。  下り線に事故処理等の気配はない。 よかった。  追い越し車線を走行中に運転席側のパドルが飛んだので、道路の脇、あるいはガードレールの外に落ちたのかもしれない。(希望的観測)
 しかし、パドルを落とした、と名乗り出る勇気(良心?)は3人にはなかった。(よって匿名希望なのだ)  スキーホルダーのゴムはなくなっていた。
 代わりのパドルを調達した3人は、2時間後れで長良川に向かった。 (懲りないやつら)

 

その3:ゴムだけじゃだめよ(Winyのヒヤリ)
 
 たしか95年の初夏だったと思う。 カヤックキャリアをそれまでのスーリーからINNOに変えた。  2本のゴムバンドでカヤックを止めるやつだ。  当然ゴムだけでは不安なので、バウ(船首)とスターン(船尾)のグラブループから車の前後にロープを張るのだが、さらに高速走行時はゴムバンドの上からストラップを掛けている。しかし、この時はスターンのロープは省略し、固定も2本のゴムバンドのみであった。
 当日はかなり風が強かった。前釜(富士川)で遊んで帰る途中、1号線バイパスを富士川沿いに南下し、右折して海岸の堤防上に上がった瞬間だ。  海からの強烈な風でカヤックのバウが大きく右に動いた。  周囲の車は100km近いスピードで走っており、路肩に駐車スペースもない。 バウにロープを掛けてあるから後ろに吹っ飛ぶことはないが、横に転がったら大変だ。
幸い左から合流する車線があったのでその脇に車を止め、ロープ(ワンタッチバックルの付いたキャリア用のストラップ)を掛けた。
 それ以降は、必ずゴムバンドの上にストラップを掛け、2重に固定している。


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