
(ロブソンランチカヌークラブ通信97年8・9月号から転記)
1997年7月19日 岐阜県小坂町 小坂川
レポート: 岡利光
前夜、中央道中津川ICで下りた僕たちは、国道257号、41号を走って小坂川近くのキャンプ場にテントを張りました。
当日は増水していたのでキャンプ場脇の小坂川の支流から出発しました。
出発してから2〜3分たったところでしょうか、ガツーンという大きな音に振り返ると、A増田さんのハリケーンが岩に張付いて動けなくなっていました。船体いっぱいに水の入ったハリケーンは手で引っ張ってもびくともせず、結局スターンのグラブループにロープを掛け、みんなで引っ張って力ずくで引き剥がしましたが、船体が変形してスターンのロッカーが大きくなってしまいました。 A増田さんと赤いハリケーンにとっては、去年のスチャラカツアーに続いて二度目の災難となってしまいました。
岸では数人のキャンパーが心配げに見ていましたが、「あの人たちは絶対にカヌーに乗ろうとは思わないだろうな」と大場さんが呟いたのでした。
この張付き事故では、ニアミス体験をしたので報告します。
三宅くんが、張付いたカヤックの上流側を渡ろうとした時、足を滑らせて体がカヤックの下に入ってしまったのです。 幸い大事にはならなかったのですが、もし頭が沈んで体がカヤックと川底の間に挟まってしまったらどうなっていたでしょうか。スタックしたボートやストレイナーの上流側を渡ってはいけない!ことを学んだのでした。
ストレイナー(strainer こし器、ろ過器、茶こし)
流れを塞ぐ形で引っかかっている流木やゴミなどの障害物のこと。間を水が流れているので、カヌーや体が吸い込まれて大変危険。テトラポットは危険なストレイナーの代表格。まれに、自然の岩がストレイナーを形成することもある。